NILFSの利用に必要なプログラム

NILFS を利用するには、カーネルモジュールとユーテリィティ (nilfs-utils もしくは nilfs-tools) が必要です。

NILFS 本体("nilfs2")は、公式の Linux カーネルに含まれています。 ディストリビューション同梱のカーネルを使うか、 公式カーネルをコンパイルしてお使い下さい。 公式カーネルの場合は、新しいバージョンの stable カーネルか longterm カーネルの利用をお勧めします。

CentOS もしくは他の RHEL クローンに関しては、 後述のスタンドアローンのカーネルモジュールの利用をお勧めします。

ユーティリティは、ディストリビューション同梱のものを使うか、 以下の最新版のソースをコンパイルしてお使い下さい。 ユーティリティのコンパイル方法については、ソースパッケージに同梱されている README ファイル をご覧ください。

ライセンス

NILFS はオープンソースソフトウェアであり、 GNU General Public License Version 2 (GPLv2) で配布されます。 ライブラリなど一部プログラムは GNU Lesser General Public License Version 2.1 (LGPL v2.1) で配布されます。

本ソフトウェアはご利用に際してのサポートはありませんし、修正、変更、改良、 お問い合わせに対する回答をお約束するものではありません。 将来的なリリースに本ソフトウェアが含まれることを保証いたしません。

本ソフトウェアは現状を「そのまま」の形で配布するもので、 特定の目的への適合性や商業的適性を含むいかなる保証もいたしませんし、 本ソフトウェアの使用に起因するいかなる損害に対しても責任を負いません。

ディストリビューション向けパッケージ

お使いのディストリビューション名をクリックすると、 パッケージごとのダウンロードページに移動します。

NILFSユーティリティのソースコード

最新リリース

ユーザランドツール nilfs-utils-2.2.11.tar.bz2  [pgp]  Apr 3, 2024 JST.

マウントテーブル解析に関連する二つのバグを修正するメンテナンスリリースです。その一つは、マウントポイントのパス名に空白などの文字が含まれていた場合に lscp その他のツールがエラーになる問題を修正する重要なものです。 詳しくは、 nilfs-utils 2.2.11 リリース (or コミットログ) をご覧下さい。

変更の履歴はリリース一覧もしくは ChangeLog を御覧ください。

過去のソースファイル

PGP 署名

このサイトで公開されているソフトウェアには、対応するPGP 署名を用意しています。 詳しくは、NILFS リリース の PGP 署名の検証 のページをご覧下さい。

スタンドアローンカーネルモジュールのソースコード

独自にメンテナンスしている NILFS2 のカーネルモジュールは下表のとおりです。

これらのソースコードは、 GitHub から入手できます。 例えば、nilfs2-kmod9 の最新のソースコードは以下のように取得できます。

$ git clone https://github.com/nilfs-dev/nilfs2-kmod9.git